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クリニックでの診療
 

歯を治すだけでなく、長く使い続けることを大切にしています。

私は予防歯科学講座の出身で、治療した歯や入れ歯を、できるだけ長く使っていただくことを大切にしてきました。

むし歯や歯周病は、悪くなったところを治療するだけで終わりではありません。

歯みがきの方法や食生活、口の乾燥、噛み合わせなど、再び悪くなる原因を確認しながら、治療後の状態をできるだけ長く保つことが大切です。

そのため当院では、治療が終わったあとも、定期的な検診や口腔ケアをおすすめしています。

また、歯や歯ぐきの状態だけでなく、年齢とともに変化する「食べる力」についても確認しています。

「最近、硬いものを避けるようになった」「食事に時間がかかる」「むせることが増えた」といった変化も、歯科で確認できることがあります。

もちろん、むし歯・歯周病・入れ歯の治療も行っています!

むし歯や歯周病の治療、入れ歯の調整・修理・作製など、一般的な歯科診療を行っています。訪問診療を長く行ってきた経験もあり、入れ歯の治療は特に好きな治療のひとつです。

食べる力の変化も診ています
 

「食べる力」は、歯の本数や入れ歯の状態だけで決まるものではありません。

舌や唇の動き、舌の力、口の乾燥、噛む力、飲み込む力なども関係しています。

たとえば、
 

  • 硬いものを避けるようになった

  • 食事に時間がかかるようになった

  • 食べこぼしが増えた

  • 口の中に食べ物が残るようになった

  • むせることが増えた

  • 口が乾きやすくなった

  • 滑舌が悪くなったと感じる

  • 食事量が減ってきた
     

といった変化は、口の機能が少しずつ変化しているサインのことがあります。

こうした変化は、年齢のせいとして見過ごされがちですが、早い段階で気づくことで、保てる機能や改善できることがあります。

当院では、歯や入れ歯の状態だけでなく、必要に応じて口の働きも確認し、その方の状態に合った対応を考えます。

オーラルフレイルと口腔機能低下症
 

「硬いものが食べにくくなった」「むせることが増えた」「滑舌が悪くなった」など、口のまわりの小さな衰えが重なった状態を、オーラルフレイルと呼びます。

オーラルフレイルは、健康な状態と、より明らかな口の機能低下との間にある段階と考えられています。早い段階で気づき、適切に対応することで改善できる可能性があります。

さらに口の働きが低下している場合には、歯科医院で検査を行い、口腔機能低下症として評価・管理することがあります。口腔機能低下症は、口の清潔さ、乾燥、噛む力、舌や唇の動き、舌の力、咀嚼、飲み込みなどを確認して判断します。

大切なのは、診断名をつけることだけではありません。

どの働きが弱っているのかを確認し、今の状態に合わせて、治療や口腔ケア、食べるための練習などにつなげていくことが目的です。
 

舌圧計

​舌圧計

​舌の力をはかる器械です。右の風船みたいなものを舌で押して測定します。

口の働きを検査します
 

口の機能は、見た目だけでは分かりにくいことがあります。

当院では、必要に応じて簡単な検査を行い、どの働きが保たれていて、どこに低下がみられるのかを確認します。
 

  • 舌の力
    舌圧計を使って、食べ物を口の中で動かしたり、飲み込んだりするときに必要な舌の力を測ります。

  • 口の乾燥
    口腔水分計を使って、口の中の乾燥状態を確認します。

  • 噛む働き
    検査用のグミを噛んでいただき、どの程度噛めているかを確認します。

  • 舌や唇の動き
    「パ」「タ」「カ」などの音を繰り返していただき、舌や唇がどのくらい動いているかを確認します。

     

このほか、口の中の清潔さや飲み込みの状態なども、必要に応じて確認します。

いずれも大がかりな検査ではなく、痛みを伴うものではありません。

検査は数字を出すことが目的ではありません。結果をもとに、「今どこが弱っているのか」「何をすればよいのか」を考え、治療や口腔ケア、口の運動などにつなげていきます。

検査したあとに行うこと
 

検査で口の機能が低下していることが分かっても、すべての方に同じ練習を行うわけではありません。

結果と普段の食事や生活の様子をあわせて、その方に必要な対応を考えます。

たとえば、
 

  • 入れ歯を調整して、噛みやすくする

  • むし歯や歯周病を治療し、口の中の状態を整える

  • 口の乾燥への対応を考える

  • 舌や唇を動かす練習を行う

  • 舌の力を保つための練習を行う

  • 口腔ケアの方法を見直す

  • 食べ方や食事の形態について相談する


などを、必要に応じて組み合わせます。

大切なのは、検査の数値を良くすることだけではありません。

今の生活の中で、食べることや話すことをできるだけ続けられるようにすることを目標に、その方に合った方法を一緒に考えていきます。

通院が難しくなった場合も、診療を続けられます


年齢やご病気、身体の状態などによって、これまで通えていた歯科医院への通院が難しくなることがあります。

そのような場合は、必要に応じて歯科訪問診療へ切り替えることができます。

クリニックで確認してきたお口の状態や、これまでの治療内容、入れ歯の状態、口の機能などを踏まえながら、ご自宅や施設での診療につなげます。

通院できなくなったことを理由に、歯科との関わりを終わらせるのではなく、その時の生活や身体の状態に合わせて、できる範囲で診療を続けていきます。

歯科訪問診療については、「訪問診療」のページで詳しくご案内しています。

ご予約・ご相談

むし歯や入れ歯のご相談だけでなく、「最近食べにくくなった」「口の機能を一度調べてみたい」というご相談でも構いません。
TEL:0120-116-711(電話受付:平日 9:00〜17:00)

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